日記
2018.06.30
…もし残り15分の時点で1点取りに攻めに出ていたら?
通常であれば選択するであろう1点を取りに、勝ちに行く方法は当然に逆にやられるリスクを伴う。
カウンターを受けてポーランドに追加点を奪われた場合、その時点でグループリーグ敗退は決定的。
決勝トーナメントでの”先”の展開を考慮して、メンバーを第1,2戦から6人も変更した大胆な采配。
そのメンバーの調子を見て残り15分で勝ち切る可能性と、実際に戦ったコロンビアが1-0で勝っている試合状況とを比較して、
『どちらがより可能性があるのか?』を検討したはず。
今回の決断は、もしセネガルが追い付いていたら史上最低の采配になっていたでしょう。
でも腹を据えて、このままの状況を『ステイ』することを選んだ。
もし、あのまま攻めに行ってカウンターを受けて追加点を奪われることになったとして。
1戦目に勝とうが2戦目に引き分けに持ち込んだりしてどれだけ良い試合をしてようが、結果的に敗退するチームを見て周囲はどう思うだろうか?
もちろん攻めに行って、日本が1,2点取って勝つ可能性もある。
誰しもが守るべきルールの中で試行錯誤して、その範囲内で瞬時に決断して、
見てる人に面白くは思われないと分かっていながらでも、責任と誇りをもって断行し、
結果グループリーグを突破して次に繋げた。2ヶ月前に急遽監督に就任したばかりのこの状況で。
断言してもいいが『あの決断』を出来る日本人監督は他にはいない。
本当に本当に凄いとしか言いようが無い。私なら絶対に出来ない。
繰り返すが『国の代表』は結果が全て。ましてやプロであればなおさら。
果敢に攻めてどうなるかは分からないが、結果的に敗退して”良く頑張ったね~”って言われることが良いのか?
それとも、ブーイングされようがなりふり構わず戦って何よりも結果を出すことを重んじて実際に結果を出すのが良いのか?
ワールドカップは国と国とが威信と誇りをもって戦う真剣勝負の場。
『結果が全てのこの世界』
あなたが選ぶのはどっち?
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